アジアの祝日比較(2026年)

「各国の祝日はいくつ?」という問いに単一の答えはありません。官報上の祝日数か、実際に生まれる休日数か、あるいは振替出勤で返す週末を差し引くかで変わります。下の表は、各政府の公式カレンダーに基づいて当サイトが追跡する12のアジア市場を比較したものです。数字はすべて出典付きの国別ページにリンクしています。

2026年の数字を並べて比較

国・地域休日数連休最長の連休振替出勤日
台湾3699 0
中国3379 6
インドネシア2597 0
韓国2275 0
タイ2265 0
マカオ2044 0
フィリピン2084 0
マレーシア1964 0
ベトナム1959 2
日本1865 0
香港1735 0
シンガポール1463 0

「休日数」は公式の休暇ブロック内のすべての非勤務日(ゴールデンウィークなど複数日連休に含まれる週末を含む)を数えています。そのため、長い連休制度を持つ地域は単純な祝日数より上位に来ます。「振替出勤日」は延長された連休の代わりに出勤する週末です。

なぜ数え方で答えが変わるのか

官報上の祝日数では、インドネシア(国民の祝日17+集団休暇8=25日)、マカオ(20)、タイ(約19〜20)、フィリピン(2種類合計20)がアジアの上位です。しかし中国本土はわずか7つの法定祝日を、週末の入れ替え(調休)で33日の休みに拡大しています。その代償が6日の振替出勤です。台湾は同じ連休方式を取りながら2025年から振替出勤を廃止しており、休日数の列で首位に立つ理由がここにあります。

インドネシアは官報ベースで東南アジア首位です。国民の祝日17日と集団休暇(チュティ・ブルサマ)8日で、2026年は25日の休みになります(集団休暇が義務なのは公務員のみで、民間は会社次第)。対極のシンガポールはアジアで最もスリムなカレンダーで、11の祝日から14日の休みが生まれ、2026年は6つの連休がそれを補っています。

4つの祝日制度と4つのトレードオフ

調休制(中国本土・ベトナム)は週末を入れ替えて長い連休を作ります。旅行には最適ですが、土曜出勤で返済が必要です。代替休日制(韓国・台湾・マカオ)は祝日が週末に重なると平日に休みを追加し、返済はありません。振替制(シンガポール・香港・マレーシア・タイ・フィリピン)は日曜の祝日のみ月曜に繰り越し、土曜は通常対象外です。インドネシアは集団休暇(チュティ・ブルサマ)で連休を作ります(公務員は義務、企業は任意)。日本は独自路線で、ハッピーマンデー制度による月曜固定と、飛び石を埋める国民の休日ルールがシルバーウィークのようなボーナス連休を生みます。

旅行計画では合計日数より連休が重なる時期が重要です。旧正月(2026年2月中旬)には中国本土・台湾・ベトナム・韓国・香港・マカオ・シンガポール・マレーシアが同時に止まり、アジア最大の移動ピークになります。ほかに中国の国慶節ゴールデンウィーク(10月上旬)とタイのソンクラーン(4月中旬)が要注意の時期です。

参考:当サイトが追跡する欧米市場

国・地域休日数連休最長の連休振替出勤日
インド17106 0
アルゼンチン1654 0
ガーナ1564 0
南アフリカ1400 0
アラブ首長国連邦1436 0
オーストリア1356 0
ブラジル1334 0
イタリア1344 0
ナイジェリア1300 0
ポルトガル1343 0
スウェーデン1354 0
ケニア1200 0
アメリカ1284 0
フランス1164 0
オランダ1134 0
ニュージーランド1164 0
ベルギー1043 0
カナダ1044 0
アイルランド1023 0
スペイン1054 0
ドイツ934 0
サウジアラビア925 0
イギリス854 0
オーストラリア734 0
メキシコ723 0

よくある質問

アジアで祝日が最も多い国・地域はどこですか?

基準によります。官報上の祝日数では、2026年はインドネシアが25日(国民の祝日17+集団休暇8)で首位、マカオ(20)、フィリピン(正規+特別で20)、タイ(約19〜20)が続きます。実際の休日数では、連休制度を持つ台湾(36日)と中国本土(33日)が上位です。

ASEANで祝日が最も多い国はどこですか?

インドネシアです。国民の祝日17日と集団休暇8日で、2026年は25日の休みになります。その他の追跡ASEAN市場では、タイとフィリピン(各約20)が続き、ベトナム(法定12日から19日の休み)、マレーシア(連邦祝日16)、最少のシンガポール(11)の順です。

中国の祝日はシンガポールより多いですか?

表面上は少なく、中国本土の法定祝日は7つでシンガポールの11より少ないです。しかし実際には、2026年は調休制度により7つの祝日が33日の休みに拡大されます(代わりに土曜出勤6日)。シンガポールの11の祝日から生まれる休みは14日です。

振替出勤制度があるのはどの国ですか?

現在も週末を入れ替えて連休を延ばすのは中国本土(2026年は6日)とベトナム(2026年は土曜2日)だけです。台湾は2025年に廃止し、その他の追跡市場はもともとこの制度を使わず、代替休日や振替休日を追加する方式です。

2026年、祝日が最も多い国はどこですか?

当サイトが追跡する37か国・地域では、2026年の官報上の祝日が最も多いのはインドネシア(25日=国民の祝日17+集団休暇8)、実際の休日数が最も多いのは台湾(36日、振替出勤ゼロの連休制)です。世界的にはイラン・ネパール・ミャンマーなども25日以上とされますが、当サイトの検証済みソースの対象外です。

祝日が最も少ない国はどこですか?

当サイトの追跡市場では、イングランドとウェールズが年間わずか8日のバンクホリデーで最少です(スコットランド9、北アイルランド10)。アジアではシンガポールの11が最少ですが、月曜への振替と2026年の6つの連休が差を和らげています。

2026年、アジア各国の祝日はいつ重なりますか?

最大の重なりは2026年2月16〜18日前後の旧正月です。中国本土・台湾・ベトナム(テト)・韓国(ソルラル)・香港・マカオ・シンガポール・マレーシア・インドネシア(イムレック)・フィリピンが同時に休みになります。9月下旬には中秋節・秋夕が集中し、メーデー(5月1日)とクリスマス(12月25日)も多くの市場に共通します。